統合失調症(正確には統合失調感情障害)と診断されてるがそれで入院したことはない。症状が出ている時期でも会社に出勤して普通に仕事をしていた。それだけ軽症だったということなのだろう。
統合失調症の幻覚では幻聴がよくみられるが人の声による幻聴と考えられることがあったのは1回しかない。物音による幻聴らしきものは頻繁にあったが、それが幻聴だったのか現実の物音だったのか、今でもはっきりとしない。医師はそれを幻聴とみなした可能性が高い。
時々自分は統合失調症ではなくて対人恐怖(社交不安症)なのではないかと思う時がある。今ある症状は他人の咳払いが自分を馬鹿にしているように感じられることである。
他人の咳払いが自分に向けられたものと感じられる精神疾患には統合失調症と対人恐怖がある。統合失調症の場合、他人の咳払いは自分に対して危害を加えるなどを示唆するものと感じられるが、対人恐怖の場合は自分が見下される意味を含み、自分に恥の意識が生じる。私の場合、他人の咳払いは馬鹿にされたと感じるので、私の症状は対人恐怖的な症状だといえる。
今現在は統合失調症の症状はほぼ無いと思う。あるのは対人恐怖の症状である。ある研究によれば、統合失調症患者における不安障害の有病率は38%と推定され、社交不安障害が最も一般的であるという。
私は高校1年の時に赤面恐怖や視線恐怖といった対人恐怖の症状を発症した。症状の中には自分の歩き方が後ろの人にどう見えるか気になりぎこちなくなるという症状もあった。その時は他人の咳払いは無かったように思う。その対人恐怖の症状はいつとはなしに気にならなくなった。それが再び気になり出したのが30歳の頃である。その時からは他人の咳払いが自分に向けられたものと感じられた。
私の場合は対人恐怖が悪化して統合失調症を発症したのだと思う。