統合失調感情障害日誌

統合失調感情障害を患っている管理人のこれまでの日誌です

クラウドソーシングで小遣い稼ぎ

2017年9月から2019年2月まで1年半にわたってクラウドソーシングの仕事をしていた。クラウドソーシングとはインターネット上で企業が不特定多数の人々に業務を発注する比較的新しい業務形態である。

業務内容は多岐にわたるが、私が受注したのは企業のウェブサイトに掲載する記事を書くライティングという仕事である。

具体的には、例えばドローンに関する記事を掲載する会社が記事を書いてくれる人を募集し、それに応募して受注されたら指定された条件に合致する事柄をネットで調べて記事を書いて発注元の会社に納品する、といった流れになる。

発注元の企業と受注する個人の間を取り持つクラウドソーシング会社があり、その会社が受発注システムを企業と個人に提供し、間で連絡を仲介して手数料を取るという仕組みになっている。ちなみに私が利用したクラウドソーシング会社は「クラウドワークス」である。

記事の単価は1文字0.2円から3円くらいまでと幅広い。単価が安い記事は誰でもネットで調べたら書けるようなものだが、単価が1円を超えるような記事には専門的知識を必要とすることが多い。

誰でも仕事を受注するからには単価が高いものをやりたいのだが、そういう案件には応募する人が多く、なかなか受注するには難しいものがある。発注側は受注側に試験的に安い単価で記事を書いてもらい、その記事の内容が優れている人たちだけを正式採用するという流れになっている場合が多い。またこれまでの受注実績を見て発注側からの評価が高い人を採用したいという意向も働く。

そのため単価の高い案件を受注するには、競争が緩い単価の安い案件をいくつも受注して実績を積む必要がある。私も最初は1文字0.5円などと単価の安い案件をいくつも受注して実績を積み、やがて単価1円前後の案件だけを受注できるようになった。

これまでに次のような案件を受注してきた。

・リノベーション関係
・外車販売関係
・水回り修理
・カーリース関係
・ビットコイン関係
・株式投資関係
・不用品回収
・新型出生前診断、etc

これ以外にも多種多様な記事を書いてきたが、いずれも単価1文字1円で1,000文字から2,000文字前後で納期が2週間程度といった案件が多かった。1回の受注で10記事くらい書く案件が多く、記事を納品すると例えば2万円に消費税の1,600円を加えた価格からクラウドワークス側の手数料として2割が引かれ、17,280円が最終的な手取りとなる。

同時に複数の業者から受注して同時並行的に記事を書くといったこともよくやった。こうして1ヶ月に5万円程度の収入になった。これで時給にすると500円くらいである。ネットで調べて書くことが早い人なら月10万円近くにはなると思う。在宅で人と全く会わずに仕事ができるので私のような者には合っていた。

ただし、書いた記事をコピペをチェックするサイトに上げて、コピペ率が規定値以下でなければならなかったり、記事内容にマッチした著作権フリーの画像を探して載せたりする必要があり、予想以上に時間がかかる。

1年半ほど続けていたが、宣伝で良いことづくめの記事を書くのに嫌気がさしてやめてしまった。ちょうどその頃に長く続いていた軽躁状態が落ちてきたのも関係があるかもしれない。