統合失調感情障害日誌

統合失調感情障害を患っている管理人のこれまでの日誌です

双極性障害のうつにクエチアピンが効いた

1ヶ月ほど前からクエチアピン100mgを就寝前に服用している。クエチアピンは自分から医師にリクエストして処方してもらった。

これまで10人以上の医師に診てもらってきたが、自分からリクエストした薬が断られたことがないのである。医師によっては患者からの薬のリクエストを嫌がる場合もあるようだが幸にしてそういった医師に当たったことがない。

このクエチアピンだが、服用を始めてみて確実にうつ症状に効いていると感じる。

これまで一年ほどうつ症状に対して様々な薬を試してきた。

・朝食後レクサプロ10mg+エビリファイ2mg
 2週間に2〜3日くらいの頻度で気分の落ち込みがあった。たまに焦燥感があった。

・朝食後レクサプロ10mg+就寝前ジプレキサ2.5mg
 10日に1〜2日程度気分の落ち込みがあった。午前中に度々焦燥感があった。

・朝食後レクサプロ10mg+就寝前レキサルティ1mg
 午前中に度々気分の落ち込み、不安感や焦燥感が起きた。

・朝食後レクサプロ10mg+夕食後ラツーダ20mg
 服用開始後数日で重いうつ状態となった。ラツーダは私には合わなかった。

・就寝前ジプレキサ5mg
 朝からうつ気分の日が多かった。午前中の焦燥感も度々あった。

毎日服薬記録をつけていたので服薬と効果、副作用について後から振り返って正確に評価することができるので便利である。

以上のように様々な薬を試してみたが、効果が不安定だったり、焦燥感などの副作用があったりしてなかなかこれといった薬が見つけられずにいた。過去にはラミクタールも試してみたが、口内炎の副作用が出て断念した経緯がある。

そうこうするうちに双極性障害のうつにクエチアピン(セロクエル)が適用のあることに気がついた。そこでクエチアピン100mgを就寝前に服用したところ、これが私には合っていた。1ヶ月以上服用しているが、気分の落ち込みを経験したことは一度もない。それに副作用は便秘があるだけで特に困る副作用はなかった。

クエチアピンについては、日本うつ病学会の治療ガイドラインで双極性障害のうつに対して第一選択薬となっている。ジプレキサは私には効果がなかったがクエチアピンはよく効いている。

日本うつ病学会などの双極性障害の薬物療法ガイドラインについてはこちら

また外国でのガイドラインだがクエチアピンは双極性障害Ⅱ型のうつ症状に対して第一選択薬となっている。

今から思い返すと、昔クエチアピン100mgを服用していた間はうつにはならなかったが、25mg服用に減薬した頃から重いうつ症状を繰り返し発症したように思う。

クエチアピンには成分が徐々に放出される徐方剤のビプレッソがあるが、クエチアピンの有効成分は肝臓での代謝を経た後の代謝物であり、血中濃度半減期が3〜4時間のセロクエルを1日1回の服用でも問題ない。事実米国ではセロクエルが双極性障害のうつへの適用となっている。

現在の処方は就寝前クエチアピン100mgのみである。