統合失調感情障害日誌

統合失調感情障害を患っている管理人のこれまでの日誌です

抗不安薬の服用で体験した「明鏡止水」の境地

対人恐怖の症状に悩んで40歳代になって初めて精神科クリニックを受診した。

そこで最初に処方されたのが抗不安薬のコンスタン(ソラナックス)0.4mg錠だった。抗不安薬を服用して30分もすると、対人恐怖の緊張感が嘘のように消えて楽になったのだ。

同時に最初の服用で体のこりがほぐれ、体の関節が柔らかくなったように感じられた。ただこの感覚は初回のみで、2回目以降の服用では感じなくなった。

飲み始めてしばらく経ったある夜、部屋で横になって目をつぶっていたところ、心の中が静寂に満ちた状態となった。「明鏡止水」という言葉があるが、まさにその言葉通りの体験をしたのだ。

今流行りのマインドフルネスを極めてもこの状態には達し得ないだろうと感じられるその体験は、心の中にある湖が鏡の表面のようにさざなみひとつ立つことのない絶対静寂の状態となっていることを客観的な目で意識している感覚だった。

普通の心理状態では、心が沈静化すると、その状態を意識することで、様々な新たな意識が起きてくるものだが、抗不安薬を服用して起きたその体験では、心の沈静化を意識していてもなお、そのまま沈静化が継続している独特な状態だった。

ただし、その特殊な体験はただの一回しか起きず、再現性がなかった。