統合失調感情障害日誌

統合失調感情障害を患っている管理人のこれまでの日誌です

軽躁状態が出現

3年前、ある元歌手のファンになった。その人は1990年代の末まで音楽活動を行なっていたが、それからは引退同然となり、数年前に自殺した。

私はその元歌手がなぜ自殺しなければならなかったのかということに強い興味を覚えた。その理由を解明する目的で過去の1970年代からの雑誌記事を、Yahooオークションでの応札や国会図書館の記事郵送サービスを利用して集めた。その記事数は100件以上にのぼった。

私がその元歌手の自殺の理由を解明しようとしていく中で、その理由が自分なりに分かってきた。それとともに自分のこれまでの生き方が間違っていることに目覚め、新しい生き方をするようになれた気がした。

つまり、これまでは対人恐怖の症状で人を避けてきたが、これからは他人とも積極的に関わり、自分の人生を生きるようにするのだということである。

それからというもの、以前の私からは想像もつかないほど積極的な生き方に変わった。自分が変わったと思った。

●元歌手の歌った歌を上手く歌えるようになりたいと、近くの歌謡教室の個人レッスンを受けた。

●カラオケボックスに通い、一人カラオケで歌が上達するように練習した。

●地域のコミュニティーで開催されているカラオケ教室に足げしく通い、数十人の受講生の前でひとりでカラオケを歌った。そこで見ず知らずの他人に馴れ馴れしく話しかけたりもした。

●自分が対人恐怖になった理由が知りたくてカウンセリングを何回も受けた。

●元歌手に関するブログを開設し、記事をせっせと掲載した。そのブログは、元歌手の名前で検索すると、上位から10数番目に表示され、毎日のページビュー数が100回を超える日が続いた。

●元歌手をテーマとするSNSに加入し、各メンバーとオンライン上で交流した。その間に、内容が不適切だった元歌手のウィキペディアを適切な内容に大幅に書き換えた。

●考察した自殺の理由に信頼性を持たせるため、受講料に安くないお金を払って勉強し、心理カウンセラーの資格を取得した。

●元歌手のレアな動画を発掘しYouTubeにアップした。YouTubeのチャンネル登録者は2万人を超え、動画の再生数の合計は1,000万回を超えた。

●哲学の存在論に傾倒し、自分は存在論を理解できてその理想通りの生き方をしており、人間的に他の人よりも高尚な人間になったと思った。

●対人恐怖の掲示板に「完治」した人として、自分の経験を説教じみた調子で書き込んだ。

●軽躁状態がピークの時は3時間ほどの睡眠でも眠くならず活発に活動できた。

こうした軽躁状態は約6ヶ月は続いた。この間も他人から咳払いされるという「妄想」が続いていた。私の場合はうつと軽躁がともにある双極型の統合失調感情障害に該当すると思う。