統合失調感情障害日誌

統合失調感情障害を患っている管理人のこれまでの日誌です

抑うつ状態で休職

道ではすれ違いざまに咳払いされ、職場では座席の後ろを通る人に咳払いされる状態が続いていた。

57歳頃、上司から新しい分野の仕事を担当してもらうことになると告げられた。その分野は私が苦手とする分野であり、それまでに何度も学習したが理解できていなかった。

そう告げられた時から徐々にうつ状態が強くなってきた。不安が極端に強くなり、ついには出社できなくなり、休職することになった。

気分が落ち込み、興味関心がなくなり、起きていても何も手につかないので日中も寝たきりとなった。夕方になると落ち込みが弱くなるので起きられるようになる。

うつになるとテレビのワイドショーなど、にぎやかな番組は見られない。聴くのが好きだったお気に入りの音楽も、音楽の流れに心がついていけず、全く楽しめなくなっていた。音楽を聴くのにも精神的エネルギーが必要なのだということを知った。

うつの時期に夜ベッドに横になっていると、階下からトントンと突き上げるような感じがまた起こり出した。この築き上げる感じは、本当に階下の住人が起こしているのだろうか。自分としては実際に感じているので階下の住人の嫌がらせだとしか思えない。

このうつ状態と幻覚・妄想の同時存在が統合失調感情障害の診断基準を満たすことになったのだろう。

ある時、階下の住人がどうやって2階の床を突き上げているのか確認したくて、住人のドアの郵便受けのふたを開けて室内の様子を確かめてみた。その時には部屋の中央に何かが高く積み上げられている様に見えた。

そのことを医師に話すと、それは犯罪ですよと指摘され、危ないことをしたものだと自覚した。だが実行した時は、床を突き上げる方法が知りたい一心だった。

うつで食欲がないうえに、コンビニ弁当などの加工食品は添加物のアレルギーで発疹ができてしまうので食事の用意が難しくなり、結局、実家に帰省してそこで食事と通院をすることにした。

そこの通院ではサインバルタ40mgを服用し、1ヶ月ほどで効果が表れてうつ状態が和らいできた。結局、3ヶ月の休職後に職場に復帰した。

このうつ期の最後から2年余り後にまたうつを発症した。原因は前回と同じ新しい分野への従事の件だった。うつはその後も2回ほど繰り返し起こった。