対人恐怖症
統合失調症(正確には統合失調感情障害)と診断されてるがそれで入院したことはない。症状が出ている時期でも会社に出勤して普通に仕事をしていた。それだけ軽症だったということなのだろう。 統合失調症の幻覚では幻聴がよくみられるが人の声による幻聴と考…
人前でのさまざまな行為で極度に緊張したり強い恐怖感を抱いたりして社会的活動が制約を受けるのが社交不安症である。社交不安症という呼び名はDSM-5での呼称であり、従来日本では対人恐怖症と呼ばれていた。当初は日本人特有の疾患だ考えられていたが、近年…
30歳ごろ、急に周りの視線が気になり出した。駅のホームを歩いていたときに周りの人たちが自分に注目しているように感じられた。車内に入って電車が動き出してからも車内の人たちが自分を見ているように感じて緊張した。 それがあってから出勤途上でも他人の…
「タバコを止めるのは簡単だ。私はこれまでに100回やめている」という小噺があるくらい、タバコを継続して止めることは難しいことだ。 私は大学の寮で仲間がタバコを吸っているのを真似て吸い出したのだが、30歳過ぎになってタバコを完全にやめることができ…
あれは私が40歳過ぎた頃だった。終点に向かう通勤電車の中で「キツネ目」の男に出くわしたのだ。「キツネ目」の男と言ってもグリコ・森永事件の犯人ではもちろんない。 夜遅く終点に近づいていた車両内には私と、私の対面に中年の男が残っているだけになった…
私の最初の症状は対人恐怖(SAD)だった。 他人と会話を交わす時、相手の目を見つめると、自分の内心を見透かされるようで怖い。これは「正視恐怖」というらしい。同時に自分の目つきがキツくなって、相手に不快感を与えているのではないかと恐れる「自己視…
私が最初に軽躁状態になったのは40歳の時だった。その当時、私は神経症の人たちの自助グループに参加していて、その会合では毎月の努力目標を決めることになっていた。その目標に私はマンションの購入をあげたのだ。 どうしてマンションを購入しようと思い立…
40歳頃、クラシックやPOPS、フォーク、演歌などのコンサートに結構通っていた。コンサート会場の座席がステージから遠い場合はコンサートを楽しめるのだが、ステージに近い席だと楽しめない。 どうしてかというと、私の視線や表情が歌手に不快な感じを与えて…
中学に入っても人見知りの性格が変わることはなかった。 入学して間もなく、私は他人との付き合い方が分からず生きづらさを感じた。結局どう考えても分からないので、分からないままにするしかないという結論に達した。 その後、たまたま同じ趣味の人が何人…