統合失調感情障害日誌

統合失調感情障害を患っている管理人のこれまでの日誌です

1ヶ月ほど前から軽躁状態になっている

Amazonや楽天で色々とポチってしまった。一番高いのは27インチのディスプレイだ。4万6千円ほどもした。それまでは2Kの27インチを使っていたのだが、小さい文字が不鮮明で、以前から読みにくくは感じていた。4Kにすれば鮮明にクッキリと見えるようになるが、まだ使えるのでこの秋ぐらいまではこのままでいようと考えていたのだが、軽躁の勢いで4Kを買ってしまった。

美術全集をまた買ってしまった。全12巻で4万円をこえる価格だった。軽躁状態になると抑制が効かなくなる。すでに別の会社が発行した画家の美術書を持っていたのだが、全集でダブっているが構わず購入した。まだ軽躁状態が続いているようで買って後悔したということにはなっていない。

電気シェーバーも買ってしまった。まだ十分使えるのがあるのだが、軽躁の勢いだろうか、気軽にポチってしまった。8千円した。買ってはみたものの剃り味が気に入らず、今は前からあるものを使っている。

何やかや細々したものも含めると合計15万円ほどにはなるだろうか。それでも今は反省する気になれない。それもこれも軽躁のなせる技か。

Twitterにも積極的に参加するようになった。おちょくるつもりで日本のQアノン関係者や反ワクチン運動をしている人たちを200人以上フォローしてみた。そうしたら100人くらいフォロワーが増えた。フォローしてみると、ツイートがワクチン有害論やロシア擁護論ばかりでうんざりしてくる。試しに、OSCEがロシア軍によるウクライナへの攻撃は戦争犯罪にあたるという新聞記事をツイートしてみたら、数日経ったら100人ほどだったフォロワーが50人ほどに減った。

軽躁状態の一つに性的越脱があるが、ここ2週間ほど性欲が亢進していた。さすがに歳なので異性とセックスするということはないが、アダルトビデオをダウンロードしたり、アダルトサイトに登録したりした。ある日はアダルト画像の収集に熱中し、一晩中起きていたことがあった。翌日になっても眠気を覚えず、一日中起きていられた。

10日ほど前から急に食欲が低下してきた。ご飯が食べられずおかずだけ食べたりしていて4Kgほど体重が落ちた。だが2〜3日前から食欲が回復し、今はいつもの量のご飯が食べられるようになった。

食欲が回復してきたと同時に性欲が低下してきた。これはどういうメカニズムなのだろう。だが軽躁状態は続いている気がする。

今日、通院日だったので最近の軽躁状態のことを話した。医師の話では、今が危ない状態であり、対処しないと段々とひどくなってくるという。医師はあまり話を聞いてくれない。今日は待ち人数が多かったからかもしれないが、現状を詳しく説明することはできなかった。医師からオランザピン5mgを処方された。

ここ3ヶ月の間に 軽躁 → うつ → 軽躁 と変化している。この後にはうつが来そうである。

引きこもりは回避性パーソナリティ障害で軽症例は社交不安症なのか

人前でのさまざまな行為で極度に緊張したり強い恐怖感を抱いたりして社会的活動が制約を受けるのが社交不安症である。社交不安症という呼び名はDSM-5での呼称であり、従来日本では対人恐怖症と呼ばれていた。当初は日本人特有の疾患だ考えられていたが、近年になって他国でも患者が存在することが明らかとなり、DSM-4から社交不安障害として取り上げられるようになった経緯がある。

一方、回避性パーソナリティ障害は、批判されたり、嘲笑されたり、恥をかいたりすることを恐れるがあまり、人との接触を過度に避けようとする。誰かが少しでも批判的なことを言ったり、拒絶と受け取れる反応をされたりすると、過度に深刻にとらえ、とても傷ついた気持ちになり、好かれていることや、批判されないことが確証されない限り新しい友人を作ろうとしない。しかし、批判なしで受け入れられるという保証があれば、親密な関係をもつことも可能だとされる。

私には社交不安障害と回避性パーソナリティ障害の両方が当てはまっている。

ここで社交不安症と回避性パーソナリティ障害のDSM-5における診断基準を示す。

社交不安症
A. 他者の注目を浴びる可能性のある1つ以上の社交場面に対する、著しい恐怖または不安。 
B. その人は、ある振る舞いをするか、または不安症状を見せることが、否定的な評価を受けることになると恐れている。
C. その社交的状況はほとんど常に恐怖または不安を誘発する。
D. その社交的状況は回避され、または、強い恐怖または不安を感じながら堪え忍ばれている。
E. その恐怖または不安は、その社交的状況がもたらす現実の危険や、その社会文化的背景に釣り合わない。
F. その恐怖、不安、または回避は持続的であり、典型的には6ヵ月以上続く。
G. その恐怖、不安、または回避は、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こす。
以上の基準の4つ以上を満たす必要がある。

回避性パーソナリティ障害
1. 批判、非難、または拒絶に対する恐怖のために、重要な対人接触のある職業的活動を避ける。
2. 好かれていると確信できなければ、人と関係をもちたがらない 。
3. 恥をかかされる、または嘲笑されることを恐れるために、親密な関係の中でも遠慮を示す。
4. 社会的な状況では、批判される、または拒絶されることに心がとらわれている。
5. 不全感のために、新しい対人関係状況で制止が起こる。
6. 自分は社会的に不適切である、人間として長所がない、または他の人より劣っていると思っている。
7. 恥ずかしいことになるかもしれないという理由で、個人的な危険をおかすこと、または何か新しい活動にとりかかることに、異常なほど引っ込み思案である。
以上の基準の4つ以上を満たす必要がある。

両方の診断基準はかなりダブっている。どちらも他者から否定的評価を受けることを恐れて、そういった場面を回避したり強い恐怖を感じたりしながら耐え忍ばれている。社交不安症と診断される人たちの少なくない人たちは同時に回避性パーソナリティ障害の診断基準も満たすとされている。

ややもすると引きこもり状態で全く社会参加をしない状態の人を回避性パーソナリティ障害とし、曲がりなりにも仕事などができている人を社交不安症とするといった傾向がありがちである。だが回避性パーソナリティ障害の診断基準には引きこもりについての言及はない。引きこもりではなくとも回避性パーソナリティ障害だというケースはあるのだ。

回避性パーソナリティ障害の診断基準には明記されていないが、パーソナリティ障害なので人生早期の時点において既にいくつかの診断基準を満たしていることが必要とされるだろう。このことは幼児の時点において既に回避性パーソナリティ障害の傾向が見られるということである。

私の回避性パーソナリティ障害の傾向は幼児の頃からあった。幼稚園では友達は一人もできなかった。他の園児と会話したことは一度もない。常に孤立していた。小学校では他の友達グループに紛れていたが、ただグループの後をついていくだけだった。

中学生になった時、他人との付き合い方が分からなくなり、このまま友達は作らないで生きようと決めた。中学、高校では偶然同じ趣味の友人ができたが、大学、社会人になってから友人は一人もできなかった。

生涯未婚である。30代になって分譲マンションを買ったが、理事会の理事に選ばれて組合員の前で無様な姿をさらすのが恐怖で5年ほどでマンションを安く叩き売ってアパートに移り住んだ。会社の管理職登用の昇進試験で面接試験があるのだが、2回連続で不合格となった後は昇格試験を辞退するようになった。自分のような欠陥者は面接者の前で笑いものになるだけだと考えたのだ。おかげで万年平社員だった。

社交不安症は「あがり症」などともいわれることがあるが、そういったわかりやすい症状ばかりではない。私の場合は表情が泣いたようになり、そのために人から馬鹿にされて咳払いされるという症状がメインである。クリニックのサイトを見ると、他人の咳払いを悪意と受け取ることは統合失調症の関係妄想の一例とされている。だが私の他人の咳払いに関する症状はもう35年以上前からあって増悪することがない。統合失調症の症状とは独立した社交不安症の症状なのだろう。

山田花子 自殺直前日記

山田花子(高市由美)という漫画家をご存知だろうか。今から30年前に統合失調症を発症し、精神科病院を退院した翌日に24歳の若さで自殺を遂げた。

彼女が亡くなってから数年後に彼女が書き溜めていた日記というか備忘録というか、膨大なメモが「自殺直前日記」という書名で出版され、社会的に注目を集めたことがあった。私もその時にそれを購入して読んでいた。読んでみたものの、どうにも共感しずらく、読み通すのが困難だったという印象がある。彼女が対人関係であまりにも被害的に受け取るので感情移入がしにくかったのだ。

最近、彼女のことを思い出して「自殺直前日記」を入手して読んでみた。以前の印象とは異なり、スイスイ読めるではないか。300ページほどの本だが手に入れたその日のうちに読み終えた。前回とは精神的に変化があったからだろうか。書いてある内容がよく理解できるのである。

確かに被害的に受け取る傾向は強いが、彼女なりの矜持というか何というか、自分はこうでなければいけないという強い信条のようなものを感じた。彼女はそれを「プライド」と書いているが、こうであるべきという理想が強い。その一方で、そうできない現実の自分がいて、あるべき理想とこうある現実との間で常に引き裂かれ絶えず苦悩するのであった。

以下、本書から引用する。

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[これからエロ本の漫画どー描くか]
読者や編集者によくないと思われそうな事。
aエッチやギャグなど読者サービスがない。
(周りの頁がどぎついので、ギャグやエッチを入れても目立たない。必要なし)
bストーリーがまったくない(頁数が少ないのでストーリー展開するスペースがない)
読者「何だっ、これ!」これでいいのか? 切られるんじゃないかと不安になる。何も言われない。黙認されているらしい。
(結論)
内容ーー学園風景の一場面を切り取ったもの。ストーリーなし。
主人公ーー想像しうる限り最も地味で最低な私の姿。「これでいいのか?」不安抱えながら今まで通りやっていく。(91年4月)

[喫茶店のバイト続けるか、やめるかいつも迷ってる](私に向いていない)
①私はバカなので仕事覚えられない。(値段や卓番覚えられない。飲み物の種類によって使うカップと氷の数が違う。閉店の前にやることがやたら多い。何が何だかさっぱり分からない)
②「もう仕事覚えた」(早く覚えろ。このバカ!)「教える」名目で先輩に苛められる。
③こんなバカ(知識のなさ等見下している)に威張られるなんてシャクに障る。想像上の他人「職場では仕事できる人の方がエライんだよ」プライドが許さないなんておこがましい。
④まわりの足ひっぱる。(オーダーミス、伝票書き違い。謝るとうざったがられる。黙ってると図太い奴と思われる)
⑤皆が働いてる時、一人でボーッとしているのが辛い。(何したらいいのか分からない。図々しい奴と思われる)
⑥まわりに比べて私はバカなんじゃないかと思って落ち込む。(不器用、ドン臭い、仕事できない)
⑦まわりに溶け込めない。協調性がない。外界に対する反応が鈍い。仲間に入らなきゃと思う。暗いから相手にされない。存在を否定されてる。私ってダメなんだ…自信失う。悲しくなって思わず媚びてしまう(相手にしてくれ)余計バカにされる。泣く。
バイト先で私は大抵苛めの的にされる。周囲にとって、どーしようもないダメな奴、へんな生き物の行動見張ってて、失敗やへんな行動をあげつらって面白がってる(ウサ晴らし&退屈しのぎ)。「バカにすんなよ」と言っても通じる筈がない。こんな奴らにびくびくしている自分が情けない。認めたくない。「現実の私」に対して「理想の私」(こうありたい私)が悪あがきしている。(91年5月)

[もう漫画なんかやる気なくなった]
①無意味、無駄、空しい、やるせない。
a自給に換算するとウェイトレスや皿洗いの方が割がいい。
b締切が怖い。臆病さが恥ずかしい。
c世間や苛めた奴に復讐したい。無駄。弱い者は強い者には絶対勝てない。
d有名人と友達になりたい。相手にされない。
②具体的作業が疲れるのでしんどい。疲れる。
a潔癖症なので、細かい汚れやデッサンが気になって何度もやり直す。
bセリフなど迷ってしまってなかなか決まらない。
c時間がかかりすぎる(2ページに36時間!)要領が悪い。根気がないのですぐあきてしまう。(91年7月)

[編集者によく言われること]
①オチがはっきりしない。山場がない。
②ギャグやエッチなど読者サービス「遊び」がない
③ストーリーに矛盾がある。辻褄が合わない。
④ワンパターン
人間の日常生活にストーリーや山場やオチがあるのか? 人間の日常生活は矛盾だらけではないのか? ワンパターンではないのか?
私は日常世界の普通の会話を描きたい。私にとっては面白い。危険がいっぱい。スリルがある。ドラマがある。弱者が油断するとすぐ食べられてしまう。私の漫画は私と同じ心の人にしか分からない。(91年8月)

[作家としての本当の幸福]
収入も増えた。有名人にも会えた。漫画雑誌「YM」のコラムやめた。成功なんて意味がなく(心の満足がない)唯苦しみ味わっただけ、空しい。
(どーしてこうなってしまったのか?)
生まれつき人の頼みが断れない。(悪く思われることに耐えられない&欲で自分を見失いやすい=仕事欲しさに本心ごまかす)
私は生まれつきハンディ(心が弱い、世渡り下手)を負っているので、すぐに魂売り渡してしまい(束の間の幸福手に入れるが)結局馬鹿を見て悔しがり、惨めになって心が死んでしまう宿命を背負ってる。(91年9月)

[人と関わり合うのが怖い]
①誰よりも気が弱い。絶対相手に勝てない。
②殆どの他人と接点がない。アブナイ人扱いされる。
③アドリブが利かない。「沈黙の重圧」に耐えられない。「何か喋らなきゃと自分を追い詰めてしまう。
④不器用で反応が鈍い。バカにされる。ごまかしたり、知ったかぶりすると失敗して自滅する。(91年7月)

[どうして私は世渡り上手になれないのか]
①被害者意識が強い&悲劇の主人公から抜け出せない。(バカでトロイ、何やっても駄目)プライド高い、傷つきたくない、傷つかれたくない意識が強いので他人とうまく対話できない。(苛められたくない。バカにされたくない。悪者になりたくない)
②考え方に融通が効かない。決めつけてしまう。アドリブが効かない。
③調子いい奴や下らない奴が許せない(本当はおしゃべり上手で調子いい奴が羨ましい)私はプライド高いので恥ずかしくてできない。
④「ワザとらしい事」「白々しい事」が言えない。嘘がつけない。
⑤偽善者になれない(91年12月)

私はすごい凡帳面で努力家で向上心が強い。全部のプライドが高い。アイデンティティを求める煩悩が強い。失敗したくない。損したくない。恥かきたくないので、記録しておかなければならないことが限りなくある。(91年2月)


山田花子は1992年2月25日早朝、飯田橋駅ホームに放心状態で佇んでいるところを警察に保護される。係官の質問に一切黙秘。警察からの連絡で妹の真紀がアパートに連れ帰る。父母がアパートに向かう。異常な言動は見られないものの心身ともに疲れ果てている様子のため由美を実家に連れていく。だが翌日アパートに逃げ帰る。
28日夕刻、麹町署から連絡があり、解雇された後もバイト先の喫茶店に通い続け、従業員待合室に座っているので、すぐに引き取りに行くようにという。父親が喫茶店に向かうと、由美はか細い声で「みんなが私を苛めるの」と言った。
翌29日の朝シャワーを浴びた後、室内を裸で走り回るなど混乱状態に陥る。母親に対して罵詈雑言を言い放ち徹底的に拒否している。父親に対しては子供返りして甘えてくる。
3月4日、精神科病院に任意入院する。この時に父親は医師から「分裂病です」と宣告される。
5月23日、退院する。翌24日夕刻、団地11階から投身自殺。

退院前日の5月22日付の日記に「召されたい理由」と題したメモを書き遺す。

[召されたい理由]
①いい年こいて家事手伝い。やっかい者、ゴクツブシ、体さい悪い
②友人1人もできない(まがもたない)クラいから
③将来の見通し暗い、つとめ先がみつからない(いじめられる)
④もうマンガかけない=生きがいが無い
⑤家族にごはん食べさせられる→太るのがイヤ
⑥もう何もヤル気がない、すべてがひたすらしんどい(無気力、脱力感)
⑦「存在不安症」の発作が苦しい

山田花子にとって「分裂病」の宣告はかなりのダメージであったのだろう。当時はまだ統合失調症という呼称ではなく、精神分裂病と呼ばれていた。その社会的ステグマの深刻さから、将来を絶望したのかもしれない。統合失調症患者の自殺は精神科病院からの退院直後が最も多いという。治療が進んで精神状態がはっきりしてくると、自分が置かれた状況の深刻さにショックを受けるとされる。今から30年ほど前は普通にキチガイと呼ばれ、社会的な脱落者というイメージがあったように思う。従来からの生きづらさに加えて統合失調症の烙印が加わり、ついには死に向かったのかもしれない。

山田花子の何事も被害的に受け取りやすい生前性格は統合失調症を発症しやすい素因の現れだった可能性がある。それは若い者にはありがちなことだよとか言う人がいるかもしれないが、山田花子の苦しみがそう言うものの苦しみと同じだと言う保証はどこにもない。そうした苦しみの中にあっても漫画を描き続け、それらの作品をまとめて収録した5冊の漫画本が出版されている。

Amazonの感想などを読むと、読みづらかった、共感できなかったという人がいるが、それは人の多様さへの理解がないためだと思う。自分が知っている人間だけが全てではないと言うことだ。

飛鳥新社の編集部員の赤田祐一氏は初めて山田花子にあった時の印象を次のように書いている。

「遅れてすみません。夕方まで板橋の工場でバイトしているので…」と言ったので、若いのに大変なんだなと思った。山田花子はどこかフニャフニャした印象のある内気な女の子だった。カフェオレか何かを注文したので、打ち合わせを始めようとしたが、彼女はまだサングラスをはずそうとしなかった。それでなくても、うつむきかげんで向かいあっているから、話がしづらいなと思っていたら「自分は対人恐怖症なんです」と教えてくれた。初めての人に会う時は、必ずサングラスをかけないとダメらしい。僕たちはまるで山田花子のマンガのようだった。なかなか彼女のほうから話しかけてこないので、気まずい沈黙がしばらく続いていた。

「自殺直前日記」をはじめとして5冊の漫画本も今では絶版状態である。だが中古本がAmazonや楽天などから手に入るので興味のある方は入手してみてはいかがだろうか。

完璧主義で仕事が遅くなる

以前はソフトウェア関係の仕事をしていた。プログラマーである。

ある時、コンピュータのデータ設定を行うプログラム作成を担当したことがある。そのプログラムはコンピュータシステムの設置を行う工事者が操作するものだった。

一般ユーザは使わないのでプログラムの使い勝手はそれほど重視されない部分である。だが私の完璧主義の性格が影響して工事者にとってとても使いやすいプログラムを作成することにした。いわば完全にオーバースペックな物を作ろうとしたのだ。そのため工数が大幅に増えることになり、予定期日までに完成できなかった。ところが別の人が簡易的な仕様で数日間で作り上げてしまい、予定期日にはそちらが使われることになった。その人は私の仕事が遅れていることを知って、自分の仕事の合間に数日でプログラムを作ってしまったのだ。それは使いやすくはないが、データ設定は行うことができる物だった。

完全にオーバースペックな物を作ろうとしていた私は、土日も休日出勤をして1ヶ月の残業時間が100時間を余裕で超えるほど仕事にかかりきりになった。毎日夜遅くまで残業していたが不思議と疲れることはなかった。

予定期日を大幅に超過してプログラムの作成が完了した。そのプログラムはとても使いやすかったが、工事者用としては明らかにオーバースペックであった。私の完璧主義の性格のせいで予定期日を守ることができなかったのだ。

オーバースペックな物でも予定期日に間に合えば問題とはならないのだが、私の仕事のスピードはかなり遅かった。本来なら仕事のスピードとプログラムの複雑さを勘案して期日に間に合うようなプログラムを作るものだが、私にはそれができなかった。

完璧主義のせいでちょっとしたことでも気になって手直ししたりする。設計書を書くときも書き終わった後になってあちこちの記述内容が不適切に感じて書き直しをする。そういうことが何度も繰り返される。完璧な内容にしようとして完成までに時間がかかってしまうのだ。

結果として仕事が遅くなる。完璧さに囚われると私は普通の人の3倍ほどの時間がかかるようになったと思う。ソフトウェア開発はチーム作業である。仕事が遅く、能力が低いとみなされた私はシステムの中で重要ではない部分のプログラムばかり作成を任されるようになった。

プログラマーは仕事の速さの個人差が大きい職業である。完璧主義で仕事が遅い私にプログラマーの仕事は向いていなかった。かといって他に私に向いている仕事があるとは思えなかった。そういうことで私はチームの中でお荷物的な存在になっていた。

うつが良くなってきた

2週間ほど前からうつ状態になっていたのだが、ここ数日でうつから抜け出しつつある。うつになったきっかけがクエチアピンの服用中断だったのだが、服用を再開してしばらく経ったら効いてきたようだ。あるいはレクサプロ10mgとエビリファイ2mgも服用しているのでその効果なのかもしれない。

うつになる前は軽躁状態だったのだが、今は落ち着いている。落ち着いてはいるが、以前の西洋絵画についての関心は相変わらずある。ただあれもしなきゃこれもしなきゃといった状態ではなくなった。

うつが良くなるきっかけがあった。精神科医がYouTubeで動画を上げているが、うつ病や双極性障害について解説した動画を視聴しているうちに精神的に安定してきたのだ。自分の精神状態を客観的に見ることができたために過度の悲観的思考から抜け出せたようだ。焦燥感や不安感が軽減してきて落ち着いてきた。

軽躁状態になったきっかけというものが思い当たらない。クエチアピンを服用し始めた時に気分の持ち上がりを感じたので、クエチアピンが関係しているのかもしれない。今はうつに効いているようなので服用を続けることにする。うつになるよりは軽躁の方がいい。